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安定した高収益を生み出す”田舎戦略”のススメ

安定した高収益を生み出す”田舎戦略”のススメ

田舎商売の智恵

昨夜、地元の商店街連合会の総会へ行ってきました。

一応、副会長になっています。
けれど、最近は仕事を優先していたので殆ど顔を出せていませんでした。
せめて総会だけでも、と思い出席したのですが、皆さん私がサボっているわけではないことを理解して下さっているので、そこに関してはありがたく思っています。


しかし、この会の長老といえるような古い田舎の商売人の方々。
この人たちにはこれまでに色々なことを教えていただきました。

例えば数字の重要性。
この会に出ると必ず紛糾するのが事業報告の収支報告。
「数字が合っていれば良いじゃん」
と思いがちですが、そうじゃないんですね。
「わしらは商売人じゃから、商売人が収支をきちんとするのは当たり前」
はっきりそう言われた方もいらっしゃいます。

古い人ほど、ここを大事にします。

でも、大事にされているのはここだけでもないんですね。

信用と信頼。
ここもそうです。

究極の田舎商売と言えるものがあります。
”信用売り”と言ってもいいかもしれません。

高い安いとか値段に関係なく
「私はあの人にお願いしたいから」
と言っていただけるお客さんを作る。

あるいは
「つべこべ言わんとわしを信用してこれを買いさん」
と言った時に
「分かった、あんたがそういうなら間違いないじゃろう」
と言っていただけるお客さんとの関係を作る。

こういうお客さんとのつながり方を教えてくださったのも、地元の古い商売人の方々でした。


今ではそんな信頼と信用を軸にした田舎商売は少なくなっていますね。

私の田舎でもそんな商売は難しくなってきています。


でも、まだ行ける。
そうも思っています。
私自身がそれを目指し、そして実際にそれを実行しているから。

商品説明もろくにしていないDMを流しただけで来店いただけるお客さんが何百人単位で私の店にはいてくださっています。


気が付かずに、そんなことをやっていました。
そして気が付かずに田舎商売のDNAを受け取っていた。
そんな感じかもしれません。


そう言えば面白いのは、田舎の商売人は選挙がめちゃくちゃ上手いんですね。
そしてどんなことをやっているかを見ているとランチェスターの地域戦略とエリア戦略そのまま。
エリアを絞って絞って接近戦を通り越した密着戦を展開します。


田舎の選挙もまた、どちらかと言うと否定的な眼で見られがちです。
親類縁者と地域住人を巻き込んでドタバタしますから。
でも、それが実は大事なんです。
そこまで密着することが勝つために必要なんですね。


田舎選挙の上手い商売人は同時に商売上手です。

ここもまた面白い現象です。

案外、田舎の商売人にとって選挙はお祭りであると同時に戦略を覚える場でもあるのかもしれません。

田舎の智恵といえる部分でしょう。


この辺り、中々バカに出来ませんよ。



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